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文芸思潮
横断年表
文芸思潮
文芸思潮
1500–1600
ルネサンス人文主義
古代の原典に立ち返り、人間そのものを探究の対象にした。神学の枠を離れ、俗語(各国語)で書くという選択がここから始まる。
フランス発 / 8人
1630–1750
古典主義
古代ギリシア・ローマを模範とし、均整・明晰・規則を重んじた。フランス十七世紀に最も純粋な形をとり、演劇の三単一という厳格な規則を…
フランス発 / 12人
1700–1800
啓蒙思想
理性によって偏見と迷信を払い、社会を批判し改良しようとした。文学が体制を攻撃する武器になった時代。
フランス発 / 14人
1790–1850
ロマン主義
理性と規則への反動として、感情・想像力・個人を文学の中心に据えた運動。ドイツに始まり、イギリス・フランス・ロシアへ波及して十九世…
ドイツ発 / 32人
1830–1880
写実主義
理想化を排し、同時代の社会と人間をありのままに描こうとした。近代小説の中心的な方法になり、各国で並行して展開した。
フランス発 / 24人
1857–1900
象徴主義
事物をありのままに描くことをやめ、言葉そのものが喚起する力に賭けた。詩を意味の伝達から解放し、二十世紀の文学理論の出発点になった…
フランス発 / 12人
1870–1910
唯美主義・世紀末
芸術は道徳や有用性に奉仕しないという立場。「芸術のための芸術」を掲げ、洗練・人工・頽廃を美の側に置いた。
イギリス発 / 7人
1870–1900
自然主義
写実主義をさらに進め、科学を模範として遺伝と環境が人間を決定する過程を描こうとした。日本では独自の変形を遂げ、私小説を生む。
フランス発 / 10人
1900–1945
モダニズム
十九世紀的な語りの約束事を捨て、断片・多視点・意識の流れによって現実を捉え直そうとした二十世紀前半の潮流。
イギリス発 / 27人
1907–1960
私小説
作者自身の生活と内面をそのまま素材にする、日本近代文学に固有の形式。自然主義の受容が独自に変形して生まれた。
日本発 / 5人
1917–1940
プロレタリア文学
労働者階級の現実と階級闘争を主題にし、文学を社会変革の手段と位置づけた運動。国家権力との衝突の歴史でもある。
ロシア発 / 7人
1920–1940
ロスト・ジェネレーション
第一次大戦に従軍し、既存の価値を信じられなくなったアメリカの世代。多くがパリに滞在し、そこで書いた。
アメリカ発 / 5人
1924–1945
シュルレアリスム
理性の統制を外し、夢と無意識をそのまま言葉にしようとした運動。一九二四年のブルトンの宣言に始まり、美術・写真を含む二十世紀最大の…
フランス発 / 5人
1940–1960
実存主義
世界にあらかじめ意味はなく、人間は自分の選択によって自分が何かを決める、という立場。戦争と占領の経験を背景に戦後の世界へ広がった…
フランス発 / 6人
1950–1970
不条理演劇
筋も動機も解決も持たない劇によって、人間の状況そのものの無意味さを舞台に出した。会話は噛み合わず、待ち続け、何も起こらない。
フランス発 / 6人
1950–1965
ビート・ジェネレーション
戦後アメリカの管理社会と物質主義を拒み、放浪・薬物・東洋思想・即興的な文体に向かった世代。対抗文化の直接の源流になった。
アメリカ発 / 3人
1950–1970
ヌーヴォー・ロマン
登場人物・筋・心理という小説の約束事を捨て、物の描写だけを積み上げようとした一九五〇年代フランスの試み。
フランス発 / 4人